【サイエンス】これぞ歯医者要らず!?虫歯を元通りにする治療法の実験に成功 -東北大大学院工学・歯学両研究所- | 徒然新聞

【サイエンス】これぞ歯医者要らず!?虫歯を元通りにする治療法の実験に成功 -東北大大学院工学・歯学両研究所-

東北大大学院工学研究科の厨川常元・教授(ナノ加工学)の研究グループは16日までに、同大学院歯学研究科の佐々木啓一、鈴木治両教授と共同で、歯の主成分ハイドロキシアパタイト(HA)の微粒子を歯表面に高速で噴射し、室温、大気圧環境下でHAの膜を歯表面に生成することに成功した。虫歯治療で切削した部分に歯と同質のHA膜を盛り重ね、ほぼ元の状態に戻すことが可能。新しい歯科治療法として、実用化が期待されている
                                                (河北新報)

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現代科学の発展というのはものすごいです。その一例が今回の東北大の実験成功の知らせです。
なんと虫歯になった歯を「元通りに」戻すことができるかもしれないのですよ。

どういった方法で虫歯を治療するのでしょうか?
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微粒子を少量、定量的に高速で噴射する厨川教授らが考案した微細加工技術を応用し、歯科用の粒子噴射付着装置を精密機械メーカーの仙台ニコン(名取市)と共同開発した。

 装置は平均粒径が3マイクロメートル以下のHA微粒子を、ノズルから毎秒100―200メートルで噴射することができる。実験では膜が歯表面と十分に密着し、硬度も歯と同等だった。
 虫歯は通常、切削した患部にレジンを充てんしたり、詰め物を接着するなどして治療している。しかし、これらの物質と歯質は熱膨張率や弾性が異なるため、時間経過とともにすき間ができて脱落する傾向がある。

 HA膜は歯と同質のため、こうした経年変化がほとんどない。切削部位が大きく、詰め物と併用する場合は、詰め物と歯表面とのすき間を、HAと詰め物素材との割合を少しずつ変えた層構造の膜で埋め、熱膨張率や弾性による脱落を起きにくくすることができる。

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む~難しすぎます(苦笑)
簡単に言っちゃうとHA(歯の主成分ハイドロキシアパタイト)の粒を歯に吹き付けると虫歯治療で削った部分を元通りにすることができるということです。

もっと簡単に言っちゃうと、地面に空いた穴に泥を流し込むようなもんです(爆)

また虫歯になっていない健康な歯にもHAを吹き付けると虫歯の「予防」にもなるということです。