【経済】成果主義、労使とも9割が「問題」 民間機関調査 | 徒然新聞

【経済】成果主義、労使とも9割が「問題」 民間機関調査

目標がどれだけ達成できたかで給与や昇進を決める「成果主義」人事制度について、労使ともに約9割が「問題あり」とみていることが、民間調査機関の労務行政研究所の調べでわかった。制度そのものについては経営側の15%が「機能している」と評価していたが、労働側はゼロだった。

 調査は昨年12月から今年1月に実施。東証1部上場97企業の人事労務担当役員と、122の労組の幹部から回答を得た。

 同制度を導入している企業は約7割で、そのうち、自社の制度に「問題あり」と答えたのは、経営側88%、労働側94%。従業員1000人未満の企業では経営側97%、労働側100%に達した。(asahi.com)

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現代の経済機構の中心は資本主義、それを支えるのが成果主義。
確かにいくら努力や方策を打ち出しても、結果が出なければ意味がありません。でも、結果だけで給料や役職が決まるというのはおかしいと思います。
ある事に失敗したら「成果」主義なので給料が上がらない、だから改新的な提案が出来なくなる、よって社員の意欲が下がるという悪循環を引き起こしています。

成果主義の問題が浮き彫りになったことによって、各企業が成果主義に変わる新たな制度を模索しているようです。
例えば富士通では、
富士通、成果主義手直し 個人よりチームワーク重視に
のように個人個人を見るだけでなく、チーム全体で評価を出すような評価制度を検討しています。